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真実の色を隠すとモラルが冒された気がする

2015.05.24  EurekAlertより

シェイクスピアからのアドバイス。本当の自分であれ。新しい研究は我々が本当の自分を偽るとき、実際に不道徳で不純だと感じることを明らかにしたという。この不純な感覚は、我々を浄化あるいは慈善行動に走らせるというのである。米国ハーバード大学、ノースウェスタン大学、コロンビア大学からの研究報告。

「我々の研究は、本来の自分でないという感覚が倫理的な人間であれという我々の極めて本質的な意識を損なうことを示している」と主任研究者でノースウェスタン大学のマリアム・コウチャキは語っている。

コウチャキらは、自己に対する不誠実さが嘘つきのような不道徳的行動に似た心理学的成り行きを持つと考えた。どちらも真実に対する侵犯行為だからである。たとえば、我々が欲しくもないものをもらって喜んでいるように見せかけたり、周囲の価値観に自分を合わせようとするとき、我々は自分の真実の自己自身に対して嘘をついている。

実際、オンラインでの調査で、参加者に本来の自分でないと感じたときのことを報告してもらうと、誠実であると感じたときのことを報告してもらうのに比べて、真実が汚され、不純で汚い、感覚を味わう傾向が見られたという。またモラルの低下、寛大さの低下、協調性の低下なども報告された。

良心の呵責に耐えかねて、文字通り心の不純さを洗い流そうとする誘惑にもかられるようであるともいう。

単語の空白を埋める試験をすると、本来の自分ではないと感じている参加者は、たとえばW__HにWISHではなくて、WASHを入れる傾向が高いことがわかったというのである。あるいは、洗剤などの洗浄に関する製品を好んだり、掃除などのきれいにする行動を好む傾向があるという。

また、別の実験では、本来の自分でないと感じた参加者は、そうでない参加者に比べて、他者への支援活動をより長い時間する可能性が高かったという。

「我々は、自分に誠実であることと自分に不誠実であることの心理学的、行動学的現象をより良く理解することに非常に興味を抱いている。今後もそのような経験の力について検証して行きたい」とコウチャキはコメントしている。

出典は『心理科学』 (論文要旨)


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