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妊娠中の過剰な体重増加は、子どもの肥満のリスクを増加する!?

2015.05.21  EurekAlertより

運動をしておらず、喫煙している妊婦が、妊娠中の体重増加が推奨量以上の時、その子どもが8歳になった時に過体重や肥満児となる割合がはっきり高くなる、という米国テキサス医療大学とギリシャ・ハロコピオ大学の共同研究報告。

太り過ぎの子どもが、世界中で年間130万人増加していると言われている。そのうち30万人以上は肥満である。また米国医学研究所によると、2004年から2007年の間に半数以上の妊婦の体重増加が推奨量以上であった。

今回研究者らは、ギリシャの国民データベースから無作為に5,125人の子どもとその母親を選び対象とした。妊娠時の年齢や体重増加量、運動の程度、喫煙の有無、アルコール摂取量と子どもの8歳時のBMI(体格指数)の情報が、標準化された質問票を用いた電話調査で収集された。

その結果、妊娠中の母体の体重増加量や身体活動量、喫煙の有無の項目において、子どもの肥満と強い関連がみられたという。また妊娠中の適度な運動が、小児期の過体重や肥満の子どものリスクを下げることが明らかとなり、これは妊婦と子どもの他の要因を調整後も残っていた。

妊婦に対する身体活動の具体的な推奨値が開発、導入されたのは、比較的最近であるという。

1970年代と80年代の初期の研究では、運動による妊娠中の女性の体への影響について、知識が不足しており、妊娠中の女性に運動を勧めることについて、慎重であったが、それ以後研究の進展と共に、研究者らは母親と子どもにとって、運動が持つ潜在的な健康上の利点に注目し始めた。

近年では、米国スポーツ医学会や米国産婦人科学会は、妊婦に健康上の問題や産科的な合併症がない場合、週に150分の適度の運動を推奨している。

「妊娠は、女性にとって人生の中で、より健康について意識する時期である。喫煙やアルコール摂取のような不健康な習慣を、より活動的な生活を選び、身体活動や運動に参加するなど、生活習慣を改善するための重要な機会である」と、主任研究者でテキサス大学医学部ガルベストン校のラブロス・シドッシス教授は述べている。「妊婦の健康を管理する専門家は、妊婦の体重増加を推奨量の範囲内に抑えるために、妊娠中の喫煙やアルコール摂取量を控えること、適度な運動を行うことを、母親に助言するべきである。」

出典は『BMC妊娠と出産』 (論文要旨)


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