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あなたは、自分の子どもが肥満であることに気付いているか。

2015.05.20  EurekAlertより

親が子どもの肥満を見過ごすことが、小児肥満の増加に一役買っているようだ、という米国イエール大学予防研究センターからの報告。

親が子どもの肥満を見過ごせば、子どもの健康的な体重維持や、小児肥満に対処する継続的な取り組みは弱体化する。

「親の拒絶と思い違いが、小児肥満に対処するパワーを削いでいる」と『小児肥満』誌編集長でイエール大学のデイビッド・カッツ氏はエディトリアルの中で述べている。

この「『肥満忘却』:親は子どもの肥満を見過ごしている」と題されたエディトリアルは、査読付き雑誌である『小児肥満』誌に掲載され、2015年6月6日からウェブサイトで自由に読むことができる。

カッツ氏は論説の中で、最近『英国一般診療雑誌』に報告された研究が、約3,000人の子どものBMIと親の子どもの体重に対する認識の関係を調査した結果を紹介している。

公式な肥満のカットオフ値は85パーセンタイル値であるのに対し、親は99.7パーセンタイル値以上であった場合にのみ、子どもが太りすぎていると認識する傾向があったというものだ。わかりやすくいうなら、3人に1人の親が子どもの体重を過小評価していることになるという。

親の視点では、コホート研究の2,976人の子どものうち、重度の過体重はたった4人だけであった。重度の過体重とは、BMIが標準の95パーセンタイル値以上の子どものことを指し、実際には369名であった。

「子どもの肥満を親が見過ごすことは、世界的に肥満を正当化する現象となっている」と「肥満忘却」という言葉を提唱するカッツ博士は語っている。「もし、肥満の子どもや肥満の10代が、自分が過体重であることを認識していなければ、彼らが減量することはほとんどないだろう。」

カッツ氏は論説の中で、親が子どもの体重を誤って認識し、それが子どもを肥満させる理由を考察している。

しかし、子どもの体重や減量だけに執着することは、健康的ではない、とカッツ氏は述べている。なぜなら、体重は正確な人間の価値を表すものではないからだ。「体重に焦点を充てる代わりに、肥満の長期的な影響を回避すること、健康であることを促進すべきである。具体的に、家族として、愛情を持ち、協力的な環境の中で、子どもの減量を手助けするために、上手に食事を提供することや身体を動かすことがある。」

出典は『小児肥満』 (論文要旨)


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