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[栄養]  含硫アミノ酸制限食が新しい健康アプローチとして有望?
2018.5.15 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

動物実験で観察される含硫アミノ酸制限食が長寿と健康改善に役立つという結果は、ヒトにも翻訳可能だ、という米国ペンシルバニア州立大学からのレビュー報告。

1990年代にメチオニン制限食が動物に健康効果を有することが明らかにされて以来、多くの研究者が含硫アミノ酸制限食に注目してきた。初期の研究では、80%メチオニン制限食がラットの寿命を42-44%延長することが示されていた。

カロリー制限食が寿命を延長することはそれ以前から分かっていたが、ヒトへの応用はなかなか難しいので、研究者らは別の方法を探し続けていた。

今回のレビューでは、含硫アミノ酸制限食が、カロリー制限なしに一貫して健康効果を示してきたことを明らかにしている。

メチオニン制限食は、ヒト細胞、酵母、動物(ショウジョウバエ、げっ歯類を含む)の加齢を遅らせ寿命を延長させる効果を示している。動物実験ではまた、体重や脂肪の減少、酸化ストレスの低下、悪性腫瘍の減少、インスリン感受性の上昇、効率的なカロリー燃焼など様々な健康効果が報告されている。

含硫アミノ酸は成長に必要で、その制限は成長阻害を起こし、それが健康で長生きだが小柄な動物を作り出す。これがヒトへの適応を妨げる障害のひとつになっている。

けれども、最新の分析によれば、動物が充分に成長した後で、含硫アミノ酸制限をしても多くの健康利益が得られることが明らかになってきている。

「これらの結果は重要である。というのは制限食を成人に適用することで多くの健康効果が期待できるからである」と主任研究者のジョン・リッチー教授は語っている。

ほかには特に深刻な副作用は知られていないという。

ヒトを含めたいくつもの研究で、含硫アミノ酸は、肥満、メタボリック症候群、心血管系疾患、がんのリスクを高めることが示唆されており、メチオニンとシステイン(メチオニンから体内で合成可能)の制限によってこれらの疾患の予防を期待することもできるだろうという。ただし、ヒトでの結果は今のところ堅牢な結論には至っていない。

通常の食事性たんぱく質には含硫アミノ酸が含まれており、それを制限することは容易なことではない。けれども本レビューでは、厳密菜食主義(ヴィーガン)食ではメチオニンとシステインが少ないことを指摘している。

出典は『ニューヨーク科学アカデミー年報』。 (論文要旨)      
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