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[その他]  サウナはなぜ健康に良いのか、科学者が解明
2018.1.15 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

過去数年間、東フィンランド大学の研究者らはサウナとそのヒトにおける健康効果について様々な研究成果を報告してきた。今回は、実験的な環境を設定して、暑熱環境がヒトの健康に与えうる影響について、生理学的なメカニズムを検討した。最新の研究では、100人の参加者が30分間サウナ浴を行うことで血圧が低下し、血管壁の伸展性が増加するという。同時に、中強度運動を実施していると同等の心拍亢進性もある事が指摘されている。

以前の研究で、研究者らは人口ベースでの研究から定期的なサウナ浴が冠動脈疾患リスクの低下や突然死、高血圧やアルツハイマー症、認知症などのリスク低下に関連している事を指摘している。頻繁にサウナ浴を行う事はまた呼吸器疾患リスクの低下やC反応性タンパクレベルの低下にも関連したことが報告されている。

本研究はサウナと心血管性健康プロジェクト研究として実行されたが、ここから分かった事は、サウナ浴前後のたヒトの身体において起こる変化についての新しい洞察である。研究では100人の参加者に対して30分間のサウナ浴を課して、その影響を分析した。特に、対象者の動脈柔軟性と血圧の減少についてサウナ浴の影響がどのように関わるのかを検討する事としている。

動脈柔軟性は頚動脈と大腿動脈で測定され、サウナ浴前、直後、30分後に計測された。これらの柔軟性計測はサウナ環境下での実験的研究の新規手法を構成するものである。

30分のサウナ浴直後の計測で、対象者の収縮期血圧は137mmHgから130mmHgまで低下しており、拡張期血圧も82mmHgから75mmHgまで低下していた。さらにまた、収縮期血圧はサウナ浴の30分後でも低い状態を維持していた。対象者の頚動脈及び大腿動脈での心拍波速度(この値は動脈柔軟性の指標となる)、サウナ浴前の9.8m/秒から、直後で8.6m/秒まで低下していた。サウナ浴中には、対象者の心拍数は中強度運動と同等まで増加しており、体温も2℃上昇した。これらの知見は、サウナの健康効果が発生する生理学的メカニズムに光を当てるものであり、人口レベルでのサウナ浴による効果が確認されれば、根拠として確立しうる可能性があるものだ。

いくつかの研究から、定期的な運動と健康的な生活習慣が心臓の健康を増進し疾患を防ぎうる可能性が示唆されているが、全てのリスクと保護効果のある要因が知られているわけではない。定期的なサウナ浴が心臓の健全性に有益である可能性が、本パイロット研究に続いて人口ベースで確認されれば、サウナ浴によって血圧低下が導かれ、動脈柔軟性も高まるということができるようになる。さらなる検討のためのデータと、生理学的にサウナがヒトの身体に他にどのような影響をもたらし、健康になるのかを分析するような実験的研究も必要であろう、と研究者はまとめている。

出典は『ヒト高血圧症雑誌』。 (論文要旨)      
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