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[運動]  ランナーの背中の痛みを防ぐための鍵
2018.1.11 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

何がランナーの慢性腰痛を引きおこすのか、そしてどんな運動を行う事がそれらの予防に役立つのかについて研究した、オハイオ州立大学の研究者らによる報告。腹部深層筋群の脆弱性が腰痛を惹起するリスク因子になっていると指摘。さらに、たいていの人の腹部筋群を含めた体幹の筋力は必要十分な筋力を有していないと報告されている。

体幹部の浅層筋と深層筋の役割について検討をおこなうため、研究者らは動作解析技術と床面の反力測定プレートを用いて運動中の筋活動を推定した。これによって、その対象者に特有なの身体動作次元と、どのように動作を行うのかについてのコンピュータモデルを作成した。このモデルを用いる事で、それぞれの骨の動作とそれぞれの関節にどの程度の圧力がかかるのかを検討する事ができる様になったという。次いで、このシミュレーションモデルを用いて仮想的にある筋群の動作がなかった状態を作り出し、その他の身体がどのように代償活動を行うのかを仮想的にシミュレートしたのである。

結果わかったのは、体幹部のより脆弱な深層筋群がより浅層の筋群に対して、例えば腹直筋などがより強く働く様な力のかかり方をしており、より疲労しやすくなるような状態になっていると言う子とが明らかになった。これら浅層筋群が、深層筋群が機能すべき時に機能する事によって、腰痛などが惹起されるようなのである。つまり、深層筋群が弱いと、同じ動作を行うのであっても、より浅層の筋群を動員して動作の代償を行うのだ。これによって脊椎にかかる荷重が増大し、結果として腰痛の引き金となるということなのである。

トップアスリートであっても体幹部の深層筋群について十分なトレーニングを行えていない現状が珍しくなく、また体幹部の筋群の強化については多くの誤解を招くような情報がオンライン上やフィットネス情報誌上にも掲載されているという現実がある。伝統的ないわゆる腹筋背筋のトレーニングでは、シットアップやバックエクステンションなどが行われるが、これではここで言うような深層筋群音レーニングとしては十分に機能せず、より良いランナーになる為の体幹部の強化には繋がりづらいのである。

研究者らはそれら通常の腹筋は胃筋トレーニングの代わりに、いわゆるスタビライゼーショントレーニングを行う事を推奨する。不安定なところに立って行う安定性のトレーニングなど、様々なバリエーションが存在するが、この様なトレーニングを行うことで深層筋群を刺激できるということだ。

腹筋背筋を鍛えて、いわゆる「シックスパック」と呼ばれる腹筋群を作ることと、良いランナーになる為に体幹部を鍛えることとは同義ではないのである。偉大なランナーを見てみると、必ずしも六つに割れた腹筋群を有しているということではないこともわかるのだ。静的バランストレーニングであっても、深層筋群を十分に刺激して体幹部を安定させるようなものであれば、脊椎にかかる負荷を減少させてより良いランニングにつなげることが可能なのである、と研究者はまとめている。

出典は『生物力学雑誌』。 (論文要旨)      
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