リンクdeダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース お問合わせ プライバシーポリシー リンク・著作権等について
ニュース詳細
[高齢者]  気分は食べた物で決まる
2017.12.27 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

30歳未満の若年成人と30歳以上の中高年成人(以下「中高年」と記す)では、精神的健康を改善するために必要な食物が異なるようだ、という米国ビンガムトン大学からの研究報告。

研究者らは、匿名のインターネット調査を行い、世界各地の人々に、食品が気分・感情に与える影響に関する質問票(FMQ)に回答するよう依頼した。質問には、神経化学と神経生物学に関連する食品群に関する質問が含まれていた。共著者のナシーム・サブンシ教授は、データの分析において、若年成人(18-29歳)の気分は、脳内の神経伝達物質の前駆物質のアベイラビリティと濃度の増加をもたらす食物(肉)に依存しているようであることを見出した。ところが、中高年(30歳以上)の気分は、抗酸化物質のアベイラビリティを高める食品(果物)の摂取や、交感神経系を不適切に活性化する食物(コーヒー、高グリセミック・インデックス(GI)食、朝食欠食)の節制に、より依存している可能性が示唆された。

「この研究での主要な発見の1つは、若年成人と中高年の精神衛生に食物や食生活が異なる影響を与えることである」と筆頭著者のリナ・バーダッチ助教授は述べている。「肉の日常的な摂取は、気分の高揚を促すことが知られている2つの脳内化学物質(セロトニンとドーパミン)の増加につながる。規則的な運動によっても、これらの脳内化学物質やその他の神経伝達物質が増加する。言い換えれば、週に3回未満しか肉(赤肉または白肉)を摂取せず、運動も週に3回未満しかしない若年成人は、かなりの精神的苦痛を示したのである。」

「それに対して、中高年の気分は、抗酸化物質の通常の摂取や、生まれながらの闘争・逃走反応(一般にストレス反応として知られている)を不適切に活性化する食物の節制に対して、より敏感であるように思われる」とバーダッチ助教授は続けている。「加齢に伴い、フリーラジカルの形成(酸化体)が増え、抗酸化物質の必要性が増加する。フリーラジカルは脳の障害を引き起こし、精神的苦痛のリスクが増大する。また、加齢に伴い、ストレス反応を制御する機能が衰えるので、ストレス反応を活性化する食品(コーヒーや糖質の過剰摂取など)を摂取すると、精神的苦痛を経験する可能性が高くなる。」

出典は『栄養神経科学』。 (論文要旨)      
 「高齢者」 カテゴリ 最近の注目トピック
  我々の遺伝子の暗い側面―現代人の健康的な加齢  
  意味記憶の保持は長い経験に左右される  
  心臓の健康の改善は、フレイルを防止?!  
  質の良い食事が脳の萎縮を予防する?!  
  地中海型食生活は本当に加齢を食い止めるのか?  
  骨折予防とビタミンD、カルシウム  
 
翻訳機能ON/OFF選択
ON OFF
サイト内検索


自分で探してみよう
世界の健康関連情報・機関
ニュース一覧
最新健康食品文献リスト
リンク
健康・栄養フォーラム
ダイエットエンパワメント
関連ページ
国立健康・栄養研究所
健康づくりのための
  「食育」取組データベース
健康・体力づくりと
  運動に関するデータベース
栄養調査情報のひろば
「健康食品」の
  安全性・有効性情報