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[女性]  胎盤摂取の利点はほとんどない
2017.12.26 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

胎盤カプセルを摂取しても、プラセボと比較して、産後気分、母子の結びつきの強さ、そして疲労感にほとんど影響を与えることはないようだ、という米国ネヴァダ大学からの研究報告。

出産後に(錠剤型の)胎盤を摂取する女性が、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、米国などの先進工業国でますます一般的になっているという。正確な推定値はまだ入手できないが、ほとんどの専門家は、米国だけでも母親の胎盤食を実践する何千もの女性がいることに同意する。実践は家庭内出産でより一般的に見えるが、病院出産にまで広がっているという。

この実践の支持者は、胎盤食は哺乳類に共通しているため、ヒトの母親にもいくつかメリットがある可能性が高いと言う。

研究チームは、出産後数週間に胎盤カプセルを服用した12人の女性とプラセボを服用した15人を対象に「産後うつ」やうつ病の発症を含む様々な健康上の利点を促進するという胎盤カプセルの有効性を試験した。その結果、そのような主張は明確には支持されないことを発見したという。

しかし、研究チームは、胎盤カプセルを摂取することが、母親の循環ホルモンレベルに現れるホルモン濃度の小さいが検出可能な変化を引き起こすことを示した。

昨年、同チームは、摂取した胎盤が賛同者が示唆したほどの鉄の供給源ではないことを示す研究を発表している。

この研究の主任研究者であるダニエル・ベニーシェク教授は、支持者と懐疑派の両方が今回の新しい結果を指摘するかもしれないことを示唆している。

「胎盤食の支持者は、胎盤カプセル群の母親で、カプセルから検出されたホルモンの多くが穏やかに上昇しているという証拠を見たことを指摘するかもしれない」とベニーシェク教授は述べている。

「同様に懐疑派は、研究は胎盤食が実際には働いていない証拠だと言うだろう。介入群とプラセボ群の間に科学的基準に照らして明確なホルモンレベルや産後のムードの強固な差異が見出されなかったからだ。」

この研究では、胎盤食の明確な証拠は得られていないが、母体ホルモン濃度に影響を及ぼし、何らかの治療効果をもたらす可能性があることは示唆している。しかし、どの程度までかはっきりしない。これらの影響をより完全に探求するためには、より多くの研究が必要だという。

「この研究は、胎盤食の恩恵についての主張を支持するものではないが、胎盤カプセルが産後ホルモン、気分、活力に与える影響を具体的に試験した臨床試験の最初の結果を提供している」と筆頭研究者のシャロン・ヤング博士は述べている。「胎盤カプセルを摂取している女性のホルモン濃度に小さな影響があること、胎盤群の気分や疲労が少し改善されていることなど、将来の探求に興味がもたれる分野ではある。」

論文1:http://www.womenandbirth.org/article/S1871-5192(17)30207-X/fulltext
論文2:http://www.womenandbirth.org/article/S1871-5192(17)30208-1/fulltext

出典は『女性と出産』。 (論文要旨)      
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