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[子供]  妊娠後期の葉酸サプリ、子どものアレルギーリスクに?
2017.12.25 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

母親が妊娠後期に葉酸サプリメントを服用すると、本来アレルギーリスクが比較的低いとされる子宮内胎児発育遅延で生まれた子どもの場合でも、出生後にアレルギーのリスクが増加する可能性があることが示唆された。豪州アデレード大学の動物実験から。

葉酸はビタミンB群の一種で、胎児の中枢神経系の発生を助け、神経管の欠損を予防するためにサプリメントを用いる人も多い。神経管は妊娠1か月めに発達する。豪州のガイドラインでは、妊娠を望む女性は少なくとも受胎の1か月前から3か月後まで葉酸サプリメントを摂ることを推奨している。

「神経管欠損のリスク低下のために、妊娠初期に葉酸サプリメントを摂ることは大事です」と研究者のガットフォード博士。「しかし、それ以降葉酸サプリメントを摂りつつけても、リスクを低下させるわけではありません。摂取の継続は胎児のアレルギーリスクを高めるというエビデンスが増えつつあります」

アレルギーは世界の非感染症の主因のひとつで、世界人口の30-40%に影響していると推計されている。罹患するかどうかは、人生の初期の生活環境によって決まる部分もある。先行研究において、妊娠合併症である子宮内胎児発育遅延(IUGR)―子宮内の胎児発育が遅延または停止する状態であり、低出生体重になりやすい―は、胎児が出生後に小児アレルギーにかかりにくくなる可能性が示されている。

今回の研究で、正常妊娠を経て生まれた子ヒツジと、子宮内胎児発育遅延を経て生まれた子ヒツジの皮膚を2種類のアレルゲン(ダニの粉と卵白)にさらして反応を見た。すると、子宮内胎児発育遅延のあった子ヒツジは、正常妊娠で生まれた子ヒツジよりも卵白に対するアレルギー反応が少なかった。

ところが重要なことに、子宮内胎児発育遅延があり、妊娠中の母ヒツジに葉酸サプリメントが与えられていた場合、アレルギー反応の発生率は正常妊娠のヒツジと同レベルになったという。

ガットフォード博士は「このような動物モデルの研究は、出生前の環境が後のアレルギーにどう影響するかを直接的に調査することを可能にします。今回の結果は、人間において潜在的なアレルギーリスクを理解するための一助となりますが、人間においてどのようなタイミングでサプリメントを摂取するかの勧告をするためには、更なる調査が実用でしょう」などと話している。

出典は『米国生理学雑誌-調節、統合及び比較生理学 』。 (論文要旨)      
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