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[病気]  成人の1型糖尿病は意外に多いが、誤診されがち
2017.12.4 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

1型糖尿病は従来考えられていたような小児に特異的な疾患ではなく、成人でも小児と同様の発症率を示すようだ、という英国エクセター大学からの研究報告。

研究チームは、英国バイオバンクのデータを解析して、1型糖尿病が決して小児疾患ではないことを発見したという。1型糖尿病患者の4割以上が、30歳以降に発症していた。

ただし、30歳を過ぎて1型糖尿病を発症した患者の多くが、まず2型糖尿病と間違って診断され、最初の治療が血糖値制御のためのインスリン治療ではなかった。1型だと分かるまで、平均して1年間の誤診期間がみられたという。

誤診されていた1型糖尿病患者のなかには、英国首相のテリーザ・メイもいる。最初2型糖尿病と意志に告げられ、薬剤を渡されたが、それでは血糖値は制御できなかったという。

1型と2型の区別は、治療法に影響を及ぼす。1型糖尿病は、免疫細胞がインスリンを産生するβ細胞を破壊するので、患者はインスリンの注射が必要になる。2型糖尿病ではインスリンは産生され続けており、食事と薬剤による治療が必要である。

1型糖尿病が小児の典型的な糖尿病であるというのは事実であり、20歳未満の糖尿病の85%以上が1型糖尿病である。

けれども、成人の場合は、1型糖尿病はそうと認識して正しく診断されることが稀である。多くの場合成人の糖尿病は2型糖尿病であるからだ。2型糖尿病は、31-60歳の糖尿病の96%を占めている。

成人発症の1型糖尿病の発見のきっかけになることが多いのは、薬物による血糖値制御の失敗である。成人発症1型糖尿病患者はまた、2型糖尿病患者に比べてスリムである傾向がある。

研究チームは、成人の1型糖尿病が2型糖尿病に比べてはるかに少ないけれども、正確に診断され正しい治療を受けないと生命の危機に脅かされる可能性もある、と結論付けた。

出典は『ランセット糖尿病&内分泌学』。 (論文要旨)      
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