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[運動]  筋の炎症からの回復に有益な持久性トレーニング
2017.11.14 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

持久性トレーニングは筋の炎症を治療する際にも実際に有益性が期待できるようだ、というビンガムトン大学、ニューヨーク州立大学、カロリンスカ研究所などの研究者らによる報告。

筋の炎症は、感染症やケガ、慢性疾患などによって引きおこされるが、皮膚筋炎や多発性筋炎が自己免疫性反応によって起こることもあり、これによって筋の組織が損傷を受けることもある。筋炎をはじめ筋疾患に対しては多くの薬が処方されうるが、実際に処方された薬を使用しても、半数には効果がないと研究者は言う。免疫性筋炎の全ての薬は単独の種類の免疫細胞や細胞群をターゲットとしており、限界があるためだ。これに対して、運動を行う事で筋の自己損傷を引きおこしている筋細胞自体を標的化し、破壊された筋細胞の回復を図るというのが本研究の目的である。

筋破壊に対するより良い治療法を検討する為、研究者らは持久性トレーニングがどのように骨格筋のマイクロRNAを変更するのかについて、また同定されているマイクロRNAとmRNAたんぱくの発現の関連性を解明しようと試みた。実験では2群に分かれた対象者が12週間にわたって持久性運動群とコントロール群で比較した。如何に運動が対象者の身体機能に影響を与えうるのかを調査するために、対象者にはバイオプシーを行って検査実施前と後で比較をした。

結果、持久性運動によって、たんぱくレベルで免疫機能を下降調整し、ミトコンドリアを上方調整する機能を持ったmRNAが変化した。これはつまり、運動によってmRNAが生成されたことを意味するものだ。このmRNAは自己免疫性反応によって減少したものであり、有酸素性代謝がミトコンドリアの再生を通じて活性化されることによって筋の回復が促進されたことを示唆するものであるのだ。

本研究の知見は、決して驚くべきものではない、と研究者は指摘する。これまで、運動によってこの様な結果が得られると期待されてこなかった理由は、すでに炎症を受けている筋群が運動によってさらに炎症性を増加させてしまうに違いないという思い込みがあったためであるというのだ。しかしながら、なぜ運動がこんなにも効果的であるのかについての疑問は、驚くべき結果を含んでいるのである。つまり、運動が筋を損傷させている免疫細胞をうまく扱うように機能し、また同時に細胞死が見られるような、影響を受けている特定の筋細胞の再生を促しているという状態が起こっている事が興味深いことなのである。

現在のところ、筋炎症にまつわる全ての事象をターゲットにした薬品は存在していないが、持久性運動を行う事によって、これらの効果が期待でき、慢性筋炎患者のよりよいQOLにつなげることが期待できるかもしれない。

出典は『プロスワン』。 (論文要旨)      
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