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[栄養]  若者は栄養サプリにスポーツ能力と免疫能の改善を期待?
2017.11.13 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

欧州ではかなり多くの思春期の若者が自分自身の判断で栄養サプリメントを利用しており、それによって運動能力や免疫機能の増進を期待しているという。何の知識もなしに使っているようであり、潜在的な危険性があるという。スロベニア・リュブリャナ大学の研究者らによる研究。

研究者らは、アスリートと非アスリート双方を対象に検討をおこなった。現在得られる情報によると、思春期の若者はある種の消費者集団の情報に影響されやくすく、また誤解をしやすい傾向にあるようだ。スロベニアの子どもを対象にした発達に関する横断研究の2014年のデータを元に本研究は検討されている。この研究ではスロベニア国内の15の公立学校に在学する14〜19歳の約1,500人が対象とされている。男女同数の対象者が質問紙をもとに、日常的なサプリメントの使用、その使用の理由と、そのもとになっている理由もしくは推奨された情報源、日常的な生活強度と身体活動レベル、実施しているスポーツなどについて答えた。サプリメントはビタミン、ミネラル、マルチビタミン及びマルチミネラル、プロテイン及びアミノ酸、脂質及び脂肪酸のカテゴリで検討された。

データの解析後、男子の使用理由として挙げられている中でもっとも多かったのは、スポーツパーフォーマンスの増強を期待しているというものであった。この回答はアスリートおよび非アスリート双方で非常に高く見られている。次いで、骨や筋の成長を促すことを期待していると答えた者が多かった。同様に、女子の使用理由としてアスリート及び非アスリートともに多かったのは、免疫機能を強化することを期待するものであり、スポーツパーフォーマンスの増強はそれに続いていた。少なくとも年数回サプリメントを利用している思春期の若者は、フットボールやバスケットボールなどのチームスポーツをやっている割合が、個人スポーツをしている者よりも多い傾向が見られた。男女ともに、40%を超える若者がサプリメントの利用を自分の判断で行っていると答えている一方で、約30%は両親や親戚の推奨によって利用し始めたと回答している。

結果からわかるのは、無批判なサプリメント使用に対して現在得られているエビデンスからは推奨されていないにもかかわらず、アスリート及び非アスリートにおいても高度にサプリメントが利用されている実態が明らかになったことである。これはすなわち、広く流布している一般的な報道などからの情報や、製造業者のマーケティングキャンペーンに踊らされているということもその一因ではないか、と研究者は指摘する。

本研究の知見は思春期の若者のサプリメント使用に関する実態とその理由をより深く洞察していく上で貴重なものとなるだろう。公衆衛生的取り組みとして、保護者やメディア、指導者、そして若者たちそのものを対象とした適切な健康教育の進展戦略を要請するものであるといえるかも知れない、と研究者らは結論づけている。

出典は『栄養教育行動雑誌』。 (論文要旨)      
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