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[病気]  コレステロール治療の常識が変わる?
2017.11.7 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

「コレステロールをいかに速やかに体外へ排出させるか」に関する、この40年間の認識が覆されるかもしれない。コレステロール排出の過程に、新しい経路が偶然発見されたという。今後、コレステロール低下のための新薬開発の鍵となるだろう、とのことだ。米国ヒューストン・メソジスト病院の研究。

そもそも今回の研究は、従来からいわれているようなコレステロールの輸送モデルの正しさを証明することを目的としていた、と研究者のパウナル博士は話している。ところが何と、その輸送モデルが不適当であることが判明したのだという。

「わたしたちが40年に渡って用いているモデルは、コレステロールは他の脂質やたんぱく質と一緒に動脈から輸送され、そして肝臓が処理するまでの数日間、粒子の中に入って血液中に留まると考えられていました。私たちがその過程において発見したものは違うものでした。コレステロールはこれらのステップを全て飛び越え、最初の粒子から直接、2分で肝臓へ到達することがわかったのです。これは、従来考えられていた速度の1000倍です」とパウナル博士。

ほとんどの研究例において、血液中のHDL(善玉)コレステロールは成熟した型のものについて調査をしているが、パウナル博士らのチームは、細胞から生じた初期の型である発生期のHDLについて調べた。発生期のHDLは直接肝臓へ行き、成熟型への転換を大きく飛び越えるという。

パウナル博士は、現行のLDL(悪玉)コレステロールの治療法が誤っている訳ではない、と強調しながらも、その代り、いかにHDL(善玉)コレステロールが心血管疾患に関与しているかや、どのようにして心臓を守る方向に向けるべきかについて医師や研究者がより理解を深めることが必要であるとしている。というのも、HDLが非常に高い患者においては、それが利益をもたらすと考えられているものの、実際にはリスクとなる場合があるからだ。

「LDLコレステロールは、現行のスタチン療法で適切に制御できます。これらのコレステロール降下剤の実績は明白です。今後も使い続けられるでしょう。しかしながら、HDLの方は非常に慎重を要する仕組みです。上げること全てが心臓を保護するとは限らず、下げること全てが悪いともいえないのです」などと博士は述べている。

出典は『動脈硬化、血栓症と血管生物学』。 (論文要旨)      
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