2017.10.25
, EurekAlert より: 
成人期を通して、より健康的な食事をしている者は、そうでない者より、高齢期に、より健康的であるようだ、というサザンプトン大学等からの研究。
研究では、1946年3月に生まれ、ライフスタイルがモニターされているイギリス人男性、女性969人の食事パターンを検討した。成人期(36歳から60〜64歳間)に、4点で集められた情報を使用した。60歳から64歳での身体的な機能3つの標準的な測定値(椅子から起立・着席、タイムアップ・アンド・ゴーテストのスピード、立位バランス)と、それぞれの年齢での食事との関連を調査した。
結果は、成人期に多くの果物、野菜、全粒穀類が多く、高度精製加工食品が少なかった者は、高齢者の身体機能に関する3つの試験において、良好な結果を示したという。加えて、成人期に、食事の質が改善された対象者間で、2つの測定値(椅子の立ち上がりスピードと、立位のバランス時間)において、より良い結果が得られた。
「いくつになっても、あなたの食事の質を改善することは、健康に有益な影響をもたらす可能性がある。けれども、本研究によれば、成人期の全体を通じ、良好な食事選択をすること(高度に精製加工された食品を減らし、より多くの果物、野菜、全粒穀物を、食事に組み入れる)が、後の人生において強さと身体的能力における有益な効果を有する可能性を示している」とシャーン、ロビンソン教授は述べている。
出典は『老年学雑誌: 医学』。 (論文要旨)
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