リンクdeダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース お問合わせ プライバシーポリシー リンク・著作権等について
ニュース詳細
[高齢者]  高齢者の感覚障害から、健康状態もわかるかもしれない
2017.10.16 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

複数の感覚に障害のある高齢者は、健康状態が悪化するリスクが高いことが判明した、という米国シカゴ大学からの研究報告。

五感は、聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚であるが、加齢に伴い、これらの感覚が衰え始めたり、失われたりすると、私たちは日常生活で課題に直面することになる。感覚が鈍くなることで、重大な健康上の問題が生じる可能性もある。

今までの研究は主に、人々が1つまたは2つの感覚を失った後に何が起こるかに焦点を当てることが多かった。しかし、高齢者では2つ以上の感覚を失うことも稀ではない。これまでに、複数の感覚の喪失が高齢者におよぼす影響については、研究されていないという。そこで、本研究では、そのことに焦点を当てた研究が設計された。

研究者らは、57歳から85歳までの高齢者3,005人を対象として家庭訪問によるインタビューを実施した。そして、参加者の聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚の能力を調べた。さらに、参加者の運動性、健康行動、慢性疾患、認知機能(思考力と判断力)、BMIを評価した。5年後、生存している参加者を、再度評価した。

・運動性(10フィートの歩行時間を測定)
・日常活動の主要な8つ項目を行う難しさの程度。入浴、食事、買い物を自立して行えること、軽い家事、資金管理などについて評価した。
・研究目的で使用するフィットネス追跡装置で測定する身体活動
・精神的健康状態
・全体的な健康状態

高齢者は、感覚障害が増すほど、運動性試験の結果が良くないことが判明した。感覚障害の程度がより甚だしい参加者では、日常の活動2つ以上行うことが困難であった。女性、年齢がより高い人、喫煙者、より多くの慢性疾患のある人では、他の参加者よりも障害レベルが高かった。

調査開始時点で感覚障害が比較的多く認められた参加者は、5年後、感覚障害がより少ない参加者よりも歩行速度が遅かった。肥満、高血圧、より多くの慢性疾患を患っていた参加者では、他の参加者に比べ、歩行速度がかなり遅かった。女性、少数民族、教育が比較的少ない人も、他の参加者に比べ、歩行速度がかなり遅かった。

調査開始時点で感覚喪失が比較的多い人には、つぎのような状態も認められた。
・日常の活動をするのが困難
・身体的に活発な状態を維持するのが困難
・精神的に健康な状態維持するのが困難
・健康の全体的な悪化
・健康的でない体重減少
・死亡リスクの増加

研究者らは、複数の感覚に障害のある高齢者は、健康状態が悪化するリスクが高いため、注意深く見守る必要があると結論した。また、高いリスクをもつ高齢者を早期にモニタリングすることで、認知障害などの問題を予防できる可能性も示唆された。

出典は『米国老人医学会雑誌』。 (論文要旨)      
 「高齢者」 カテゴリ 最近の注目トピック
  重度の飲酒と喫煙は目に見える老化の徴候を促進する  
  どんな運動でも高齢者の心血管系疾患リスクに有効  
  毎日外出することは高齢者の長生きに役立ちます  
  スーヴェネイドが手遅れになる前にアルツハイマー病を押し留める?  
  会話ゲームが先進ケア計画への参加につながる  
  成人期のより良い食事は、高齢期の体力を改善する?!  
 
翻訳機能ON/OFF選択
ON OFF
サイト内検索


自分で探してみよう
世界の健康関連情報・機関
ニュース一覧
最新健康食品文献リスト
リンク
健康・栄養フォーラム
えいようこみゅーん
スポーツ研究フォーラム
ダイエットエンパワメント
関連ページ
国立健康・栄養研究所
健康づくりのための
  「食育」取組データベース
健康・体力づくりと
  運動に関するデータベース
栄養調査情報のひろば
日本人の食事摂取基準
「健康食品」の
  安全性・有効性情報
特別用途食品・栄養療法
  エビデンス情報