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[栄養]  カロリー制限に増毛効果か
2017.9.27 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

体形維持や寿命の延長など、様々な健康効果があるとされるカロリー制限だが、意外にも、毛を滑らかで長く、フサフサにする効果があることが明らかに。どうやら、皮下脂肪が少ない分、毛を豊かにすることで保温効果をカバーしようとする仕組みがあるようだとのこと。ブラジル・サンパウロ大学の動物実験から。

カロリー制限は、スリムな体形の維持や寿命の延長に役立つかもしれないが、一方で体を温かく保つための脂肪の減少につながる。最新の研究から、毛の成長を刺激し、血流を増加させ、細胞代謝を変化させてエネルギー効率を高めることによって、マウスの皮膚がカロリー制限に反応することを発見した。この研究は、動物が限られた食糧条件で温かく生きるための進化的適応のためにそれを用いている可能性を明らかにしている。

「毛や皮膚の変化はきわめて注目に値し、興味深いものです。というのも、これらは動物が高齢に至らないわずか数か月後には目に見えるものとなるからです」と上級著者のコワルトウスキー教授は話している。「この変化は皮膚の幹細胞の増加と関連している可能性があり、老化の影響から皮膚を保護するのに役立ちます」

カロリー制限食は、寿命の延長やインスリン抵抗性の低下にはじまり、がんとの戦いに役立つなど、数多くの健康上の利点があるとされているが皮膚に対する効果についてはまだよくわかっていない。

研究チームは実験でマウスを2群に分け、一方にはいつでも好きなだけ餌を摂れるように、つまり過体重になるように仕向けた(自由群)。もう一方の群は、その60%のカロリーに抑え(カロリー制限群)、両群を比較したところ、カロリー制限群のマウスの体重は約半分だったが、毛はより滑らかで濃く、長かったという。

細胞レベルで見ると、カロリー制限群のマウスでは毛包幹細胞が拡大しており、毛包の成長および保持率の増加につながることが認められた。自由群のマウスと比較して、カロリー制限群は皮膚に3倍の血管を有し、より多くの温血を体表にもたらし、その皮膚細胞は新陳代謝の違いを生んだために、身体を温めるためのエネルギーが徐々に減っていったようだ。

研究者らは、毛が豊かなことがカロリー制限群の保温に役立っていることを確認するために、両群の毛を一部剃った。確かに、豊かな毛は断熱材の効果を持っていたようで、毛の一部が剃られたカロリー制限群は嗜眠性が高まり、代謝が崩れたという。

「これらの知見は、カロリー制限が皮膚に及ぼす顕著な影響だけでなく、カロリー摂取量が減少した際の皮膚の変化に由来する、断熱材の減少に適応するためのメカニズムを明らかにしたことからも、特に重要といえるでしょう」

出典は『細胞レポート』。 (論文要旨)      
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