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[休養]  チベットヨガで化学療法中の乳がん患者の睡眠の質を改善
2017.9.21 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

週当たり2回のヨガの実践で、化学療法を受けている乳がん患者の睡眠障害が低下し、睡眠の質が改善するようだというテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究。

チベットの僧侶たちが瞑想に入る前に行っている体操をモデルにしたといわれるチベットヨガを週当たり少なくとも2回実践した患者は、日中の眠気が少なくなり、より睡眠の質が高まるようになったことが、より少ない回数このヨガを実践した場合や、通常ケアの治療群と比べて見られるようだという研究。

睡眠の中断や、疲労感が、がんの化学療法を行っている患者にとって2つのもっとも一般的で衰弱をもたらす副作用であるという。これらによって、患者はしばしば睡眠の質の低下、不眠、過度の眠気などの症状を訴えることがあるのだ。

以前の研究では、ヨガが効果的に睡眠障害を低下させるというがん患者での研究結果が報告されていた。しかしながら、その研究では対照群が存在せず、長期間の追跡研究も行われていなかったのである。

本研究では277人の女性乳がん患者(ステージ1から3)で、MDアンダーソンがんセンターで化学療法を受信しているものを対象に3群に分けてランダム化比較試験を行った。チベットヨガ群、単純なストレッチプログラム群、通常ケアを行いながらヨガ介入に備えている対照群である。チベットヨガ群とストレッチ群は、化学療法期間中に75〜90分のレッスンに4度参加していた。

チベットヨガ群の対象者は1対1のトレーニングを熟練のインストラクターによって受けて、それぞれのクラスで呼吸のコントロール、視覚化、瞑想と姿勢を鍛錬した、対象者は毎日ヨガを行う事を促され、レッスン以外に家庭での実践も奨励された。

介入に先だって、対象者はベースラインでのアンケート、活動量測定を1日24時間7日間にわたって行った。これによって睡眠の質についても調査された。介入後の追跡調査では、終了後3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の時点で同じように計測された。

睡眠の中断と疲労感は自己回答式のピッツバーグ睡眠クウォリティインデックスと略式疲労感調査表を用いて行われた。さらに対象者は24時間アクチグラフ活動量計を装着して睡眠の質と活動量を計測した。

統計的には総睡眠中断率と疲労感について研究期間中を通じた際は見られなかったが、チベットヨガ群では介入試験後1週間の間の睡眠中断が他のグループに比べて少なかったことが報告されている。

加えて、長期的な睡眠における有益性が時間を経る毎にチベットヨガ群で増加した。チベットヨガを少なくとも週2回行った人々では、より少なかった人やコントロールに比べて、毎日の睡眠中断が3ヶ月後の時点でより少なく、6ヶ月後の時点で睡眠の質や効率もより良い傾向が報告されているのだ。

介入による効果性はそれほど顕著ではないものの、日常的にヨガを実践する事が時間が経つ毎に睡眠の質を向上させているという点で、期待のできる結果である、と研究者は指摘する。

いくつかの制限はあるものの、今後よく研究を計画して、より短いレッスン介入と患者のレッスン外でのヨガ実践促進による作用について検討を行うと研究者はまとめている。

出典は『がん』。 (論文要旨)      
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