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[高齢者]  認知症の3分の1は予防可能:非医療的アプローチが理想
2017.8.16 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

難聴、喫煙、高血圧、うつ病など、9つのリスク因子を管理することで、世界における認知症の症例の3分の1は予防できるようだ、という認知症の予防とケアに関するランセット委員会による初めての報告書。この報告書は、認知症患者の社会的接触や運動など、非薬物的介入の効果を強調している。

委員会では国際専門家24人を集め、認知症の治療と予防に関する既存の研究のシステマティックレビューを行い、エビデンスに基づく勧告を作成した。世界では、約4,700万人が認知症に罹患しており、その数は2030年には6,600万人、2050年には1億1500万人に達することが予想されている。

■幼児期からはじめる認知症リスクの軽減
委員会による報告書では、認知症発症の可能性を高める、人生の早期、中期、後期それぞれにおける9つのリスク因子が特定されている。認知症の約35%(3例中1例)は、これらのリスク因子に起因すると報告書は述べている。

早期教育を強化し、中年期の難聴、高血圧、肥満に取り組むことで、認知症の発症率を20%低下させることができるという。

高齢期の生活では、・喫煙をやめること、・うつ病を治療すること、・身体活動を増やすこと、・社会的接触を増やすこと、・糖尿病を管理すること、によって、認知症の発症率をさらに15%低下できる。

■認知症を治療するための非薬理学的アプローチ
委員会では、認知症の人々に対する非薬理学的介入の効果も調べ、特に、興奮や攻撃性に対処しようとするときに、治療には重要な役割がある、と結論している。

「抗精神病薬は、興奮や攻撃性の治療のために一般的に使われているが、過剰な鎮静作用があることは言うまでもなく、死亡リスク、心血管の有害事象や感染のリスクも高まるため、これらの薬を使うことにはかなりの懸念がある」と委員会のメンバーのロン・シュナイダー教授は述べている。

認知症関連の興奮や攻撃性の治療として、社会的接触および社会活動など、心理的介入・社会的介入・環境的介入が、抗精神病薬よりも優れていることを示すエビデンスがあるという。

委員会はまた、グループでの認知活性化療法および運動などの非薬理学的介入が、認知機能を良好に保つうえで何らかの有効性をもつことを発見した。

委員会の報告書は、認知症の予防と治療、認知症ケアの個別化、介護者のケア、認知症診断後の将来計画、神経精神症状の管理、終末期の検討における、詳細な推奨事項なども提供している。

出典は『ランセット』。 (論文要旨)      
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