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[子供]  食品の導入時期が遅いと、アレルギーのリスクは増加する?
2017.6.14 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

アレルギー誘発性食品の導入時期を、1歳の誕生日以降まで遅らせると、食物アレルギーの発症リスクが増すようだ、というカナダ・マクマスター大学からの研究報告。

本研究では、生後1年までの時期に、牛乳製品、卵、ピーナッツ(※)を避けた乳児は、これらの食品に感作する確率が高いことが判明した。

「幼い時期の食物感作は、小児期の喘鳴、喘息、湿疹、アレルギー性鼻炎のリスク増加と関連している」と主任研究者のマコーム・シアーズ博士は述べている。 「食品に感作しても必ずしも食物アレルギーになるわけではないが、感作はアレルギーに至る重要な一歩となるのである。」

研究チームは、カナダ全国出生コホート研究『カナダ健康乳幼児縦断発育研究(CHILD)』に参加した子供2,100人以上のデータを用いて、0歳の時に牛乳製品を避けた乳児は、生後12ヶ月以前から牛乳製品を摂取した乳児と比較して、牛乳に感作する確率がおよそ4倍高いことを見出した。同様に、0歳の時に卵またはピーナッツを避けた乳児は、生後12ヶ月以前からそれらの食品を摂取した乳児と比較して、これらに感作する確率がおよそ2倍高いということも見出した。

「1歳になる前に卵を早期に導入すると、3つの食物アレルゲンのいずれに対しても感作を発症する確率が有意に低下したので、卵の早期導入は特に有益であるようだ」と筆頭著者のマクスウェル・トランは述べている。

「私たちが知る限り、この研究は、乳児の一般集団を対象として、複数の食品についての導入時期が、食物アレルギーの発症リスクにどのように影響するか報告した初めての観察研究である」

この研究では、カナダの親たちのほとんどが、アレルギー誘発性食品、特に、卵やピーナッツの導入を遅らせていることが明らかになった。生後6ヶ月になるまでに、卵を導入していた親は3%にすぎず、ピーナッツを導入していた親は1%にすぎなかった。一方、生後1年まで完全にピーナッツを食べさせないようにしていた親は63%であった。

「私たちの調査結果は、生後4か月から6か月の間に、牛乳製品、卵、ピーナッツなどの食品の導入を勧める『乳児栄養ガイドライン』をサポートしている」とトランは述べている。「後になってから食物アレルギーを発症するリスクを減らすためには、アレルギー誘発性食品を回避するという従来の方法を、早期導入という新しい方法に切替えることが重要であるかもしれない。」

【※乳幼児がピーナッツを粒のまま摂取すると、窒息等の危険がある。そのため、ピーナッツを与える際にはピーナッツバターなどの滑らかな性状のものを選ぶ等の工夫が必要だろう】

出典は『小児アレルギーと免疫学』。 (論文要旨)      
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