リンクdeダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース お問合わせ プライバシーポリシー リンク・著作権等について
ニュース詳細
[その他]  「何を食べるか」を命令する腸内細菌を発見
2017.5.29 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

腸内細菌が、宿主である動物の食物の選択をコントロールするため、脳に「訴える」ことが初めて明らかになった。このような働きをする細菌2種が同定されたという。ポルトガル・シャンパリモード未知問題研究所と豪州モナッシュ大学の動物実験から。

栄養と腸内細菌が健康に影響を与えるということには何の疑問もない。たとえば、肥満のような病気は食事と腸内細菌の構成内容に関連している。しかし、微生物が宿主の行動をコントロールできるかもしれないという考えは、概念上の大きな飛躍のように思える。それでも、最新の研究はまさにそれを証明しているのだ。

今回、ショウジョウバエを用いた実験から、食事と腸内細菌の複雑な相互作用と、それが食品の嗜好にどう影響するかについて分析がなされた。

まず最初に、アミノ酸の欠乏食を与えられていたハエは繁殖力が低下するとともにたんぱく質の豊富な食品をより好むようになることが示された。必須アミノ酸のうちどれか一つが欠けただけでも、ハエはたんぱく質の豊富な食品への欲求が増したという。

さらに、野生のショウジョウバエの腸内にもともと存在する5種類の細菌が、食物選択にどう影響するかを調べた。結果は、科学者たちの予想を超えていた。必須アミノ酸の欠乏食によって生じた、たんぱく質食品に対する食欲亢進を無くしてしまう菌が2種類いることがわかったのだ。

「正常な細菌叢があれば、ショウジョウバエはこういった良からぬ栄養的状況に耐えることができるのです」と著者のサントス氏。共著者のフランシスコ氏は「ショウジョウバエには、5つの代表的な菌種がありますが、人間では何百とあります」と話している。今回の研究は、人間の健康にとって重要かもしれない因子に対する洞察を得るために、シンプルなモデル動物を用いることの重要性を強調している。

さて、細菌はどのようにして宿主の脳に作用し、食欲を変えたのだろうか?サントス氏は「私たちの最初の仮説は、これらの細菌が、欠乏した必須アミノ酸をハエに供給している可能性でした。しかし実験でこの仮説を裏付けることはできませんでした。その代りに、腸内細菌は脳と身体に直接作用して、たんぱく質の充足状態を模倣するような物質代謝を誘発するように思われます」と説明している。

つまり、腸内細菌は動物の脳に作用して、食べたいものを変えるだけでなく、そのために未知のメカニズムを用いているかもしれないことが、この研究で示された。

出典は『プロス生物学』。 (論文要旨)      
 「その他」 カテゴリ 最近の注目トピック
  サツマイモは実は米国原産ではなかった!?  
  口腔ナトリウムセンサーは高血圧の改善に役立つ?  
  ヴィーガンキムチと伝統的キムチに同じプロバイオティクス  
  米国人は毎日ほぼ1ポンドの食糧を浪費する  
  大規模疫学研究の結果に疑問符!?  
  食中毒はレストランに巨額の出費を強いる  
 
翻訳機能ON/OFF選択
ON OFF
サイト内検索


自分で探してみよう
世界の健康関連情報・機関
ニュース一覧
最新健康食品文献リスト
リンク
健康・栄養フォーラム
ダイエットエンパワメント
関連ページ
国立健康・栄養研究所
健康づくりのための
  「食育」取組データベース
健康・体力づくりと
  運動に関するデータベース
栄養調査情報のひろば
「健康食品」の
  安全性・有効性情報