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[栄養]  果物や野菜は、早死を予防する
2017.3.3 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

多くの研究をまとめた結果、果物と野菜を1日10ポーション食べると、心筋梗塞、脳梗塞、がんや早死のリスクが低下することが明らかになった。これは英国のインペリアルカレッジロンドンからの報告である。

英国の指針では疾患のリスクを減らすため、果物や野菜を1日5ポーション(1ポーションは80g)食べることが推奨されている。だが今回の研究結果では、800g食べると、その予防効果が最も大きかったという。

現在の英国のガイドラインでは、少なくとも5ポーションか、400gの野菜か果物を食べることを勧めている。しかし、目標を達成しているのは、1/3以下である。

具体的な1ポーションの量は、調理した野菜では大さじ山盛り3杯に相当し、果物では小さいバナナやリンゴ、梨が1つ程度である。

研究では、世界中の95本の論文より、2百万人を対象とし、果物や野菜の摂取量と疾患の発症を検討した。疾患の発症は心臓病が4万3千件、脳卒中が4万7千人、循環器疾患が8万千人、がんでは11万2千人、死亡では9万4千人であった。

研究では、体重や喫煙、身体活動レベル、食事を調整した場合でも野菜と果物の摂取による疾患予防の効果が見られた。

その結果、野菜や果物を10ポーション、または800g摂取していた場合、心疾患のリスクを24%、脳卒中のリスクを33%、循環器疾患のリスクを28%、がんのリスクを13%、早死のリスクを31%低下することが明らかになった。

1日200gの摂取でも、心疾患のリスクを16%、脳卒中のリスクを18%、循環器疾患のリスクを13%、がんのリスクを4%、早死のリスクを15%低下した。これは2.5ポーションにあたる。

さらに研究では、どのような果物や野菜が、疾患の予防効果があるかを分析した。その結果、リンゴ、梨、柑橘系の果物、サラダ、緑の葉物野菜、ブロッコリーなどのアブラナ科野菜が循環器疾患や早死の予防する可能性を示した。がんの予防には、ホウレンソウや緑豆、にんじんなどの緑黄色野菜、アブラナ科の野菜が予防に効果的であった。早死では、生野菜や調理野菜で同様の結果であったが、他の食材の影響を考慮できておらず、更なる研究が必要であると指摘している。

「果物や野菜は、コレステロール値や血圧を下げ、血管状態や免疫システムの健康維持に貢献している。これは、栄養が複数の働きに複雑に関係していることが考えられる。例えば、抗酸化物質がDNAの損傷を予防し、がんのリスクを予防している可能性がある」とアウン医師は述べている。他にも、アブラナ科のグルコシノレートの活性酵素が、がんを予防する可能性があること、野菜や果物が腸内細菌に良い影響を与えていることを言及している。

この研究結果は、抗酸化物質やビタミンのサプリメント(疾患リスクの低下効果は明確ではない)を摂取する代わりに、食材を丸ごと食べ、栄養をとることが重要である理由を示しているという。

出典は『国際疫学雑誌』。 (論文要旨)      
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