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[休養]  慢性疲労症候群は脳でなく腸と関係か
2016.7.4 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

長い間「心の問題」などと片づけられることも多かった慢性疲労症候群は、腸内細菌と深い関係があることが明らかになった。またこれまで、診断までに延々と検査が必要だったが、今回、便や血液検査によって8割以上の精度で正しい診断ができたという。米国コーネル大学の研究。

普通に生活しているのに、休んでも取れない消耗性の疲労に悩まされる「慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎と呼ぶ国もある)」は、医師の間でも十分な理解が進んでおらず、原因もわかっていないため、診断までに延々と検査が行われることになる。

しかし今回初めて、慢性疲労症候群の生物学的マーカーが腸内細菌と血中の炎症性の微生物因子で確認できたという。便検体と血液検査によって、患者の83%における正確な診断ができたそうで、これにより非侵襲性診断と病因の理解への歩みが提供されることとなった。

「私たちの研究は、慢性疲労症候群の患者の腸内細菌叢が正常ではないことを示しています。おそらく疾患の悪影響が胃腸や炎症性症状に現れるのでしょう。その上、私たちの生物学的異常の発見は、この病気が心理的なものが原因だとする馬鹿げた考えに対してさらなる証拠を提供します」と統括著者のハンソン教授は話している。

「将来的に、私たちはこの技術が他の非侵襲性診断を補うものとみることができますが、腸内細菌や患者さんに何が起きているのか、より良い知識があればお医者さんは、食生活を変えたり、食物繊維や治療を助けるプロバイオティクスを摂るなどの、プレバイオティクスを用いることができます。」と、筆頭著者のジロトー氏は述べている。

彼らはニューヨーク市の慢性疲労症候群の専門家と共同で、慢性疲労症候群の患者48人と、健常者39人の便および血液検体を入手した。そして、便検体の微生物を同定するため、DNAの解析を行った。

すると、患者群では健常者に比べて微生物の多様性が極端に劣ること、また抗炎症性の微生物が少ないことがわかった。これど同様の所見は、クローン病や潰瘍性大腸炎患者にもみられるという。

さらに、研究者らは血液中で特定の炎症マーカーを発見した。腸に問題があるために、微生物が腸から血液中に漏れ出してしまうことによるもののようだ、とジロトー氏は話している。

血液中の細菌は免疫反応を誘発し、症状の悪化を招くおそれがある。

今回の研究では、腸内細菌の変化が病気の原因なのか、それとも病気の結果、変化が起こるのかを判断することまではできていない。それがどちらなのかを確認するため、研究者らは今後、腸内のウイルスと真菌を調査するつもりだという。

出典は『マイクロバイオーム』。 (論文要旨)      
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