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[高齢者]  ココナツオイルは致命的な血流感染の予防に有望である
2015.11.30 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

ココナッツオイルは、カンジダ・アルビカンス(C.アルビカンス)の感染に対抗するのに有効である可能性がある、という米国タフツ大学からの研究報告。

研究チームは、ココナッツオイルの摂取が、マウスにおいてC.アルビカンスによる胃腸のコロニー形成を減少させることを発見した。

「我々は、食事でマウスのカンジダの量を減らす効果的な方法を発見した」と筆頭著者キャロル・熊本教授は述べている。「将来的には、この発見を人に適用できるだろう。」

C.アルビカンスは、ヒトや一部の動物の通常の腸マイクロバイオームの一部(常在菌)である。しかし、免疫無防備状態の個体や高齢者では、C.アルビカンスは、腸を離れて血流に入り、腎臓、肝臓、脾臓、肺、脳、心臓弁などの臓器に影響する侵襲性感染症を発症させる可能性がある。全身性カンジダ・アルビカンス感染症患者のおよそ40%から50%がそのために死亡する。「この病気になる人々は重症であり、たいてい入院している。私たちは、がん患者、移植を受けた患者、未熟児、集中治療室のカテーテルを付けた患者、時には高齢者について話している」と熊本教授は述べている。「カンジダは、入院患者における血流感染の最も一般的な原因の一つである。」

臨床医は、一部の高リスク患者では、C.アルビカンスの感染を予防するために抗真菌薬を使用できるが、耐性菌の出現の原因となるため理想的ではない。先行研究では、脂肪の量と種類を変更して食事を変えると、胃腸の微生物叢が変わることを示した。インビトロでの研究では、特に、ココナッツオイルに抗真菌性があることが示されている。

NIHの研究費による最新の研究で、熊本博士とアリス・リヒテンシュタイン博士は、ココナッツオイル、牛脂、大豆油、標準飼料を含む高脂肪食を考案した。マウスに、C.アルビカンスを接種する前の14日間と、続く21日間これらの食事を与えた。接種してから21日後には、ココナッツオイル食を与えたマウスでは胃腸の内容物において、C.アルビカンスの胃腸でのコロニー形成は、牛脂食(P<0.0001)、大豆油食(P<0.0001)、標準飼料食(P<0.0001)を与えたマウスよりも有意に低かった。ココナッツオイル食のマウスでは、牛脂か大豆油いずれかが含まれている高脂肪食マウスに比べ、コロニー形成が約10分の1に減少したとのことである。

別の実験では、牛脂食のマウスでココナッツオイル食に切り替えると、4日後にはコロニー形成が変化し、全期間ココナッツオイル食のマウスとほぼ同じに見えたという。

「今、この研究に関して行いたい方向が2つある」と熊本教授は述べている。 「1つ目は、どのように機能しているか仕組みを見つけることであり、解決したい大きな問題である。2つ目は、人間に影響を与えるかどうかを調べることである。」

研究者らは、ロードアイランドの幼児病院のジョセフ・ブリス博士の協力を得て、全身性カンジダ症を発症する危険性が高いため入院している乳児において、臨床試験でココナッツオイルを試みようとしている。

出典は『エムスフィア』。 (論文要旨)      
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