2012.2.29
, EurekAlert より: 
世界中で、肥満は一生を通じて主に死亡の予測因子と考えられている。肥満は早期死亡のリスクを増加させ、生存年数を平均6-7年減らすが、テルアルブ大学(TAU)研究者はこの傾向は85歳以上では逆である可能性を発見した。85歳以上では、過剰な脂肪が通常体重の人と比較して脂肪のリスクを減少させる、“保護”効果を持っているらしい。
研究者は、高齢者にとって若年層の死亡率に影響を与えるいくつかの要因がもはや重要ではないかもしれないと、述べている。加齢研究誌に最近掲載された研究によると、体重の重い人は、骨粗鬆症の割合がより低下し、転倒やその後の怪我の発生率を減少させる可能性があり、肥満は外傷やストレスの時に余分なエネルギーを提供する貯蔵庫であり、食欲の減少や死期が近づくことによる体重減少の生じる期間を延長することができるという。今までは、死亡率に関して肥満の保護的な効果を同じ年齢層に調査していなかった。
研究は、横断的縦断的加齢研究の一部として収集されたデータに基づいており、75歳から94歳の1349名から構成される。参加者は身長、体重、年齢、性別、家族、教育、社会経済的地位、喫煙歴について基本的な質問をされた。最初のデータ収集の20年後に研究者は元のサンプルから死亡者の分析を行った。20年間で59名の生存者以外の95%の参加者は死亡していた。
肥満は75歳から84歳では死亡の予測因子であり続けているが、85歳以上では肥満に該当する参加者は同年齢の体重の軽い参加者よりも死亡のリスクが減少するだけなく、通常体重の参加者よりもリスクがより少なくなる傾向があった。
研究者は、85歳以上の肥満者について、死亡リスクは減少するかもしれないが肥満関連の疾病を経験する可能性があり、肥満は死亡率に対して保護的な効果を持つが、生活の質とは別であると警告している。
出典は『加齢研究雑誌』。 (論文要旨)
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