| 栄研スタッフによる解説論文集 | 作成日 98/09/25 |
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| A1;0= 番目のコメント( B0 文書中) "リウマチ熱と栄養 −発展途上国におけるリウマチ性心疾患の制圧のために−" |
| Zaman, M.M., Yoshiike, N., Rouf, M.A., et al. Association of rheumatic fever with serum albumin concentration and body iron stores in Bangladeshi children: a case-control study. British Medical Journal, (in press) |
目的:リウマチ熱が、血清たんぱく質や鉄の貯蔵状態と関連があるかどうかを調べること。
デザイン:患者・対照研究
研究場所:バングラデシュ、ダッカ市にある国立リウマチ熱・リウマチ性心疾患医療センター外来
対象:年齢5-20歳のリウマチ熱患者44名のデータを、性・年齢をマッチングさせた44名の対照群と比較した。対照群は、A群β溶連菌による咽頭感染の所見を有し、リウマチ熱には罹患しなかった者である。すべての対象者は、1994年6月〜1995年11月に選定され、栄養状態に関する生体指標を測定するために、回復期に血液検査を受けた。
結果:いくつかの社会経済指標および急性炎症の程度を補正するために、コンディショナルロジスティックモデルを用いた解析の結果、それぞれの検査値が1単位増加することに対するオッズ比は以下のようになった。ヘマトクリット: 0.69(95%信頼区間 0.50-0.97)、血清アルブミン0.06(0.01-0.58)、血清鉄0.96(0.93-0.99)、トランスフェリン飽和度0.90(0.82-0.98)。一方、血清総蛋白、総コレステロール、中性脂肪、リン脂質については、関連が認められなかった。
結論:我々のこの研究では、患者・対照研究そのものがもつ制限のために、最終的な答えを出すことはできないだろう。しかし、アルブミンおよび鉄の欠乏状態は、リウマチ熱に対する宿主の抵抗性が低下していることとなんらかの関連があることが示唆された。
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