| 栄研スタッフによる解説論文集 | 作成日 98/09/25 |
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| A1;0= 番目のコメント( B0 文書中) "リウマチ熱と栄養 −発展途上国におけるリウマチ性心疾患の制圧のために−" |
| Zaman M.M., Yoshiike N., Chowdhury A.H., et al., Nutritional factors associated with rheumatic fever: The Nutriheart Study. Journal of Tropical Pediatrics, 1998, 44: p. 142-147 |
A群β溶連菌による咽頭感染症に罹患した小児が、リウマチ熱へと進展する要因については、依然明らかではない。この患者-対象研究は、栄養因子がリウマチ熱と関連があるかどうかについて、A群β溶連菌による咽頭感染症に罹患した小児を対象として、実施した。ダッカ市(バングラデシュ)におけるリウマチ熱専門病院において、A群β溶連菌の先行感染があった218名の外来患者を調査した。そのうち60名が、改定Jones診断基準を満たし(患者群)、104名が満たさなかった(対照群)。54名のリウマチ熱疑い例は、除外された。栄養因子を評価するために、身体計測値および食物摂取頻度調査法を用いた。リウマチ熱のリスクを高める因子として、年齢に対する身長(height for age)の低値(オッズ比;95%信頼区間 3.82; 1.73-8.42)、年齢に対する体重(weight for age)の低値(2.41; 1.12-5.57)、年齢に対する上腕周囲長の低値(3.76; 1.87-7.89)、卵の摂取の低頻度(3.81; 1.95-7.63)、牛乳摂取の低頻度(2.60; 1.36-5.08)、鶏肉摂取の低頻度(2.62; 1.35-5.21)、豆類摂取の低頻度(1.98; 1.03-3.84)、果実(2.29; 1.20-4.45)、ルティ(ruti=自家製パン)摂取の低頻度(3.15; 1.61-6.34)が観察された。また、大豆油の使用量が多いことは、リスクを低める(0.28; 0.1-0.62)ことが観察された。社会経済的な複数因子を調整した後も、上腕周囲長と卵の摂取頻度は、統計学的に有意の関連として残った。また、ルティおよび大豆油については、0.05<p<0.1の関連が認められた。たんぱく質エネルギー低栄養は、リウマチ熱と関連しやすいことが示唆された。卵および大豆油を適度に摂取することが、リウマチ熱の発症に予防的に関連することは、これらの食品中に存在する抗炎症作用のある物資が、リウマチ熱への経過を予防するかもれないという他の研究を指示するものと考えられる。
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