| 栄研スタッフによる解説論文集 | 作成日 98/09/25 |
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| A1;0= 番目のコメント( B0 文書中) "リウマチ熱と栄養 −発展途上国におけるリウマチ性心疾患の制圧のために−" |
| Zaman M.M., Yoshiike N., Chowdhury A.H., et al., Socioeconomic deprivation associated with acute rheumatic fever. A hospital-based case-control study in Bangladesh. Paediatric and Perinatal Epidemiology, 1997. 11: p. 322-332. |
社会経済状態が悪くしかもリウマチ熱が依然として多くみられる集団において、社会経済的な因子とリウマチ熱との関連を検討した研究は数少ない。この研究の目的は、バングラデシュにあるリウマチ熱専門病院での既存データを検討することにより、いくつかの社会経済的因子とリウマチ熱との関連を評価することである。我々は、ある1年間でリウマチ熱に特徴的な所見を有する患者の医療記録を総点検した。A群β溶連菌による上気道感染の所見をもつ患者から、Jonesの診断基準を満たすリウマチ熱患者45名と、この診断基準を満たさない対照群86名を選択し、分析に用いた。解析対象者の年齢の中央値は12歳、60%が女性であった。リウマチ熱は、低所得(オッズ比=2.37; p=0.04)、貧しい居住環境オッズ比=2.93; p=0.02)、年齢に対する身長(height for age)の低値(オッズ比=2.68; p=0.02)と、有意に関連していた。多重ロジスティックモデルを用いた解析では、貧しい居住環境に対するオッズ比は増加(3.18, p=0.02)し、年齢に対する身長の低値に対するオッズ比は変わらなかった(オッズ比=2.68; p=0.04)。我々の分析では、A群β溶連菌による上気道感染の所見を有し、リウマチ熱病院を受診した患者においては、急性リウマチ熱の発症は、上記のような社会経済的な背景が関連していると考えられた。
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