栄研スタッフによる解説論文集 資料 作成日 98/06/29 02:19 PM

論文集に戻る 表1 運動とDNA損傷を検討した報告

   文献 研究対象
運動負荷の方法
遺伝子損傷の測定法
結果
DNA損傷の有無
Alessio,HM, (1993) ヒト マラソンレース 尿中8-OHdG排泄量 マラソン終了10時間後の尿中8-OHdG排泄量が増加 あり
Asami, S, et al, (1998) ラット 強制運動、自発的運動、 各組織のDNA 中8-OHdGレベル 強制運動負荷でのみ肝臓、心臓、肺のDNA中8-OHdGレベルが増加 あり
Hartmann, A, et al, (1994) ヒト トレッドミルで疲労困憊するまで 白血球を用いたSCG法 運動負荷6時間後からDNA 損傷が検出でき24時間後に最大、DNA 損傷とCPKの変動はよく一致 あり
Hartmann, A, et al, (1995) ヒト トレッドミルで疲労困憊するまで 白血球を用いたSCG法 運動負荷24時間後にDNA 損傷が増加、ビタミンE摂取は損傷抑制 あり
Hartmann, A., et al. (1998) ヒト 短距離のトライアスロンレース 白血球を用いたSCG法,尿中8-OHdG排泄、白血球の小核試験 白血球のSCG法では運動後にDNA損傷を検出、損傷は酸化損傷ではなく、尿中8-OHdG排泄や小核試験ではDNA 損傷を検出できない あり
Inoue, T, et al, (1993) ヒト 水泳とランニング リンパ球のDNA 中8-OHdGレベルと尿8-OHdGの排泄 運動後リンパ球DNA 中8-OHdGレベルは低下、尿中8-OHdG排泄量は増加 あり
Nakajima, M, et al, (1996) ヒト 日常の運動 白血球のDNA 中8-OHdGレベル DNA 中8-OHdG の増加なし なし
Niess, A.M., et al, (1996) ヒト トレッドミルで疲労困憊するまで 白血球を用いたSCG法 運動によりDNA 損傷が増加、増加は非鍛錬者で著しい あり
Okamura, K, et al, (1997) イヌ 最大酸素摂取量65%のランニングを7時間 種々の組織のDNA 中の8-OHdGレベル DNA 中8-OHdGレベルは、リンパ球で低下、他の組織では変化なし なし
Okamura, K, et al, (1997) ヒト 長距離ランナーの合宿中の運動(約30km/日)8日間 尿中8-OHdGの排泄とリンパ球DNA 中の8-OHdGレベル 尿中8-OHdG排泄はトレーニングにより増加、リンパ球DNA 中8-OHdGレベルに変化なし なし
Pilger, A, et al, (1997) ヒト 習慣的な長距離ランニング 尿中8-OHdG排泄 尿中8-OHdG排泄は対象と差異なし なし
Poulsen, HE et al, (1996) ヒト 長距離ランニング等を含めた種々の激しい運動(1日10時間、30日間) 尿中8-OHdG排泄 尿中8-OHdG排泄量は、運動負荷により増加 あり
Sen, CK, et al, (1994) ヒト 比較的軽い運動 白血球を用いたDNA unwinding法 運動負荷2分後にDNA 損傷が増加 あり
Sumida, S, et al, (1997) ヒト 疲労困憊するまでのサイクリングとランニング 尿中8-OHdG排泄 運動負荷後の尿中8-OHdG排泄の増加なし なし
Viguie,CA et al, (1993) ヒト 最大酸素摂取量65%、90分間、3日間のサイクルエルゴメーター運動 尿中8-ヒドロキシグアノシン(RNA酸化の指標)排泄 運動負荷後の尿中8-ヒドロキシグアノシン排泄の増加なし なし

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